令和3年3月17日 卒園児母
息子が初めて幼稚園に行ったのは、生後間もないころでした。上の子の幼稚園説明会に抱っこひもで連れて行ったことを思い出します。
それから6年。ほぼ毎日のように息子の生活には、こばと幼稚園がありました。
2歳ころ、発達がゆっくりなことが気になり、発達センターにお世話になり始めました。
経過を見ながら、本人のことを一番に考えた際に幼稚園をどうするべきなのか迷いました。
療育センターの先生から、本人も母親も安心できる環境だとわかっているなら、しっかり準備してこばと幼稚園を目指したらと背中を押していただき、入園の準備をしたことを思い出します。
それから3年。
年少さんのころには、できないことに目が行きがちな私に、先生は小さなできることの芽を見つけてくれました。
年中さんでは、とにかく褒めて認めて引き揚げて、できないことを見つけるよりもできることをたくさん伸ばしてくれました。
そして年長さん。
コロナウイルスという、目に見えない脅威を前に、幼稚園に通えないという初めての経験をしました。
その間も、先生方が発信してくれた鍵盤の練習をしたり、子供とゆっくり向き合って読み書き計算など自宅で行いました。
この時、いかに幼稚園に頼りきりだったかを痛感し、本来は家庭と幼稚園の両輪で本人の成長を見つめ伸ばしていくべきだったと思い、自分の中の教育・療育・保育について見直す時間となりました。
それが、本人にとっても良かったようで、幼稚園とともに成長を見守り伸ばすものになっていったように思います。
さらに、ペップトークをうまく保育に取り入れていただいたことで、たくさん褒めていただき持続的に本人が楽しくできることが増えていったというのが印象的でした。
入園時に不安ばかり抱えていた自分に伝えてあげたいです。いつも最初に限界を決めてしまうのは親だということを。いつもそれを超えていく子供と信じてくれる先生。
おかげで、想像を超えるような年長さんの成長した姿をみることができました。
卒園を目前にして、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。これからも走り続けて、卒園したことを自慢できる幼稚園が続いていくこと心から願っています。